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歩歩是道場

ほほこれどうじょう / Hoho Kore Dōjō

歩歩是道場(ほほこれどうじょう)の意味

意味

一歩一歩の歩みそのものが、修行の場であるという意味です。道場は特別な建物のなかだけにあるのではありません。日々の暮らしのあらゆる場面が、自分を育てる場になるという考え方です。

出典・由来

『維摩経』菩薩品にある、維摩居士と光厳童子の問答に基づく言葉とされます。そこでは「直心是道場(まっすぐな心こそ道場である)」と説かれ、「足を挙げ足を下ろす、そのすべてが道場から来る」という趣旨が述べられています。「歩歩是道場」という形は、この教えを短く言い表した禅語として広く用いられていますが、この形での直接の出典ははっきりしません。

悩みへの生かし方

仕事が思うように進まないとき、「本当の自分の場所はここではない」と感じることがあるかもしれません。けれども、この言葉は、満員電車の通勤も、気の重い会議も、何気ないメールの返信も、すべてが自分を練る場になりうると教えてくれます。いつか来る理想の舞台を待つのではなく、いま立っているこの場所から、静かに一歩を踏み出せばよいのです。 人間関係で疲れたときや、先が見えず不安なときも同じです。答えを一度に出そうとすると、心は重くなります。今日の一歩、目の前のひとつのことに心をこめる。その積み重ねが、気づけば道になっていきます。特別なことができなくても、いまの一歩を丁寧にすることは、誰にでもできます。

今日の小さな実践

今日どこかへ歩くとき、最初の十歩だけ、足の裏が地面に触れる感覚に意識を向けてみてください。それだけで、その道がひとつの道場になります。

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