主人公
しゅじんこう / Shujinkō
主人公(しゅじんこう)の意味
意味
自分の中にいる、本来の自分のことです。周りの声や、その場の感情に流されない、目覚めた心を指します。今では物語の中心人物を意味しますが、もとは禅の言葉です。
出典・由来
『無門関』第十二則「巌喚主人」に見えます。唐代の瑞巌師彦和尚は、毎日自分に「主人公」と呼びかけ、自分で「はい」と答えていたと伝えられます。さらに「目を覚ましているか」「はい」「いつの日も人にだまされるなよ」「はい、はい」と自問自答を続けたといいます。
悩みへの生かし方
職場で上司の顔色をうかがい、SNSで人の評価を気にしているうちに、自分が何を感じ、何を大切にしたいのか分からなくなることがあります。そんなとき、自分の人生の主人公を他人に預けてしまっていないか、そっと確かめてみてください。 瑞巌和尚の「人にだまされるな」は、他人だけでなく、不安や思い込み、「どうせ自分なんて」という自分自身の声も含むと読むことができます。答えはすぐに出なくてかまいません。呼びかけ、返事をする。その小さなやりとりが、揺れる心の中に静かな軸をつくっていきます。
今日の小さな実践
一息ついて、心の中で自分の名前か「主人公」と呼びかけ、「はい」と小さく答えてみてください。そのあと、今いちばん感じていることを一言だけ自分に聞いてみましょう。