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竹有上下節

たけにじょうげのふしあり / Take ni Jōge no Fushi Ari

竹有上下節(たけにじょうげのふしあり)の意味

意味

一本の竹には、上の節と下の節があり、それぞれ位置も役目も違うという意味です。同じ一本の竹として等しくありながら、そこには自然な違いや順序がある。平等と違いが矛盾せずに共にある姿を表した言葉とされます。

出典・由来

「松に古今の色無し」と対にして、「松無古今色、竹有上下節」の形で禅の語録や『禅林句集』などに引かれ、茶席の掛物としても親しまれています。ただし、最初に誰が言ったか、どの語録が元になったかについては、はっきりしない点があり諸説あります。禅では、すべてが等しいという見方(平等)と、一つひとつが違うという見方(差別)の両方を大切にし、この句もその両面を示すものと読まれてきました。

悩みへの生かし方

職場や家庭では、立場や年齢、役割の違いがはっきりあります。後輩だから、先輩だから、と比べて落ち込んだり、反発したくなったりすることもあるでしょう。けれど竹の節は、上にあるから偉い、下にあるから劣るというものではありません。下の節があるから上の節が立ち、どの節も一本の竹を支えています。今の自分の位置を、優劣ではなく役目として眺めてみると、少し肩の力が抜けるかもしれません。 また、竹は節があるからこそ、風にしなっても折れにくいといわれます。人生の節目、うまくいかなかった時期、立ち止まった時間も、あなたという一本を支える節になっているのかもしれません。迷いの最中にいるときは、今ここが一つの節をつくっている時期なのだと、静かに受け止めてみてください。

今日の小さな実践

今日関わる人を一人思い浮かべ、その人と自分の役目の違いを「上下」ではなく「支え合う節」として一行書き出してみましょう。

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