HOTOKE AI
みんなの相談

光陰莫虚度

こういんむなしくわたることなかれ / Kōin Munashiku Wataru Koto Nakare

光陰莫虚度(こういんむなしくわたることなかれ)の意味

意味

「光陰」は時間、「虚しく度る」はぼんやりと過ごしてしまうことです。過ぎていく時間を、うわの空で見送らないように、という呼びかけです。忙しく働けという意味ではなく、今この時を自分のものとして生きる、という意味合いで受け取られています。

出典・由来

唐代の禅僧、石頭希遷(700〜790)の作とされる詩『参同契』の結びの句「謹んで参玄の人に白す、光陰虚しく度ること莫れ」に由来します。道を求める人に向けた、静かな締めくくりの言葉です。『参同契』は曹洞宗などで今も読誦されています。

悩みへの生かし方

何もやる気が起きない日や、気づけば一日が終わっていた夜に、この言葉は責める声のように聞こえるかもしれません。けれど「虚しく度る」とは、休むことではありません。休むなら、休んでいると知りながら休む。疲れているなら、疲れていると感じてみる。うわの空ではなく、そこにちゃんといること。それだけで時間は空っぽではなくなります。 過去の時間を無駄にしたと悔やむ気持ちがあるときも、この句は「これまで」ではなく「これから」に向けられています。取り戻せない年月を数えるより、今日の一時間、目の前の一杯のお茶をていねいに味わう。方向を見失ったときほど、大きな答えより、目の前の小さな時間に心を戻すことが足場になります。

今日の小さな実践

今から1分、手を止めて、自分の呼吸と、聞こえてくる音にだけ注意を向けてみてください。その1分は、確かにあなたが生きた時間です。

あなたにも、言葉にしたい悩みはありますか?

HOTOKE AIに無料・匿名で相談できます。登録は不要です。