HOTOKE AI
みんなの相談

吾心似秋月

わがこころしゅうげつににたり / Waga Kokoro Shūgetsu ni Nitari

吾心似秋月(わがこころしゅうげつににたり)の意味

意味

「わたしの心は、秋の月のようだ」という意味です。澄みきった秋の夜空に浮かぶ月が、深い淵の水面に静かに映っている。そのように、本来の心は曇りなく清らかで、何ものにも乱されないものだ、という境地を表しています。

出典・由来

唐代の詩僧・寒山の詩を集めた『寒山詩』に収められた一首の冒頭の句です。全体は「吾が心は秋月に似たり、碧潭清くして皎潔たり。物の比倫に堪うるなし、我をして如何が説かしめん」と続き、この心は何にも比べようがなく、言葉では説明できないと結ばれます。寒山は伝説的な人物で、生没年や実像には諸説あります。茶席の掛物としてもよく用いられる言葉です。

悩みへの生かし方

仕事でミスをした夜や、人の言葉が頭から離れないとき、心はまるで風に揺れる水面のようにざわつきます。けれどこの句は、月そのものが揺れているのではなく、映している水が波立っているだけだ、と気づかせてくれます。心の奥には、不安や怒りに汚されない静かな明るさが、もともとあるのかもしれません。 無理に気持ちを落ち着けようとしなくてもかまいません。波はやがて収まり、水が静まれば月はまたそのまま映ります。焦りや落ち込みを「今は水面が揺れている時間」と眺めてみるだけで、自分を責める力が少しゆるむことがあります。

今日の小さな実践

今夜、もし月が見えたら一分だけ眺めてみてください。見えなければ目を閉じて、静かな水面に映る月を思い浮かべ、ゆっくり三回呼吸してみましょう。

あなたにも、言葉にしたい悩みはありますか?

HOTOKE AIに無料・匿名で相談できます。登録は不要です。